2025年8月23日、広島市総合福祉センターにて、CPSUS(文化財保管活用支援機構)主催による
「見て、さわって、つくって学べる!土器型クッキーワークショップ in 広島」 を開催しました。

このワークショップは、本物の土器片を観察し、その模様や質感を再現した“土器型クッキー”を制作する、五感で学ぶ文化財体験プログラムです。
参加者は広島市文化財団のご協力により、広島市出土の本物の土器に直接触れ、観察シートに模様や混和材を記録し、最後に、自分の「相棒土器」とそっくりのクッキーを自由な発想で制作しました。

今回の講師は、当機構の理事長であり、文化財の保管・活用の現場に日々携わる岡村真由が務めました。
また、考案者であるヤミラさん(下島綾美さん)のレシピと発想を取り入れたことで、
お菓子づくりを通じて文化財を深く知るという、独自の“学びと創造”の体験が実現しました。

イベント後半では、広島市文化財団 日原先生による、広島の歴史や出土品についてのレクチャーも行われ、歴史理解にもつながる、充実したプログラムとなりました。

参加者アンケートでは、90%以上が「大変満足」と回答。
「また参加したい」「文化財に親しみを感じた」といった声が多く寄せられました。

🔹本事業の特長

文化財を“触れる・観察する・創造する”三段階で学ぶ独自の体験設計

地域文化(広島の出土品)と個人の創作体験をリンク

自由研究・生涯学習・家族参加型の多世代交流プログラム

今後もCPSUSでは、文化財を「守る」だけでなく「活かす」ために、
子どもから大人まで幅広い層が楽しみながら学べる体験型のプログラムを全国で展開してまいります。


▼ 詳細な開催報告書(PDF)はこちら
📄 2025年8月23日 土器型クッキーワークショップ in 広島(開催報告書)


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